登山

2009年8月 9日 (日)

去年の今日は…

そういえば、去年の今日は…

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友達と二人で夜行バスで新穂高温泉に入り(笠ヶ岳→双六→槍ヶ岳→大喰岳→中岳→南岳→(ビビりなので大キレットには行かず)→天狗池→槍沢→上高地と縦走するためっす)、

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快晴の空の下、(夜行バスでほとんど寝れなかったので体力的には限界ギリギリだったけど)笠新道をぐんぐん登って焼岳やその奥の乗鞍岳を眺めて楽しいなぁなんて思っていたら、

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槍・穂高連峰に不穏な雲が現れ、気づいたら自分の頭上にも分厚い雲が覆ってきていて、

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杓子平当たりでまだ午後一時にもなっていないのにメチャクチャ恐ろしい雷雨がやってきたので、稜線に出る前に雷雨をやり過ごすため停滞をして、

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三十分以上じっとしていたらすごくいい天気になったので、ちょっと安心して調子こいて写真撮りながらのんびり歩き始めたら、

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また再び不穏な雲がやってきて、頭上にも分厚い雲が再来して、

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笠ヶ岳に向かう稜線上に出る頃には再び雷雨になってきて、ビビりながらも隠れる場所がないので「雷なんて僕のところに落ちてくるわけない!」と言い聞かせつつズンズン歩き、

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笠ヶ岳山荘に着いた頃には少し雨は落ち着いてきたかと思ったら、またビシッ!バシッ!というスゴイ音のする雷雨になって、ちょっと前に笠ヶ岳山頂に向かったお兄さんたちを心配しながら、

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夕食を食べ終わって体を休めていたら、天気が急回復してお月さま(ほぼ半月)も見えてきて、徐々にたくさんの人が外に出てきて、

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この日一日くるくると変わる天気に翻弄されながらも、山荘の裏手から沈みゆく夕陽をみんなで穏やかに見送ることができました。結果オーライ。

【教訓】
人生山あり谷あり。晴れあり雷雨あり。
物事は山の天気のように移ろいやすく、良いことも悪いこともいろいろあるのだろうけど、目の前のことに惑わされず一歩ずつ着実に歩いていけば、大体なんとかなるもんだ。

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2009年4月 4日 (土)

ミルフォードトラックでお散歩してきました。

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もう2月中旬のことになりますが、少し長めの休暇をもらってニュージーランドのミルフォードトラック(The Milford Track)をお散歩してきました。四年越しの計画でようやく実現。

初海外トレッキングなのでガイドツアーで行ってきたのですが、ニュージーランド、オーストラリア、イギリス、アメリカ、カナダ、スウェーデン、オランダ、日本から集まった素敵な旅の仲間にも恵まれて、愉快にのんびりと景色を楽しみながらお散歩することができました。

まだ写真をまとめきれていないのですが、「世界で一番美しい散歩道」(The Finest Walk in the World)の雰囲気が少しでも伝わるといいなぁ。

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2008年11月20日 (木)

尾瀬 ニッコウキスゲの頃

もう四ヶ月も前のことになりますが(^^;;、諸々少し落ち着いてきたので、今年7月の海の日連休ニッコウキスゲの頃に尾瀬を訪れたときのことを綴ってみたいと思います。
尾瀬は水芭蕉の季節に続いて今年二度目の通算三度目。いいタイミングで梅雨明けしてしっかり夏山シーズンに入っていましたので、燧ケ岳と至仏山登頂も目指しました。

●一日目 沼山峠~尾瀬沼~燧ケ岳~見晴(泊)

今回の尾瀬行は初めて沼山峠から入山。今まで鳩待峠と大清水から尾瀬に入山したことがあったのですが、高低差少ないしアプローチも短いしで今回が一番楽ちんな経路。
でも、今回利用した東武の「尾瀬夜行」はリクライニングしない直角シートだったりして体はあまり休まらなかったので、この楽ちん経路がちょうどつりあっていて良かったかも。

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沼山峠から大江湿原に入ってくると、ニッコウキスゲ少々とふわふわのワタスゲが見えてきます。ニッコウキスゲの大群落がこの先にあるだろうと期待して歩を進めます。

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尾瀬沼にぐっと近づいてきたらワタスゲの群落はあるものの、ニッコウキスゲはほとんど見えてきません。まだ先なのか?うーん、でも、どうも様子が変です…。

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どうやら今年は遅霜のため大江湿原のニッコウキスゲはかなりやられてしまったみたいでした。残念ですがこれも自然のものなので仕方がない。奥に燧ケ岳が見えます。

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咲き具合がいまひとつだったとは言え、今回歩いて見つけたニッコウキスゲの中で一番目を引いた美人ちゃんは尾瀬沼のそばにひっそりと咲いていました。

のんびり尾瀬沼の周りを散策したい気持ちもありますが今回は長英新道から燧ケ岳登頂を目指します。森の中のドロドロの道をしばらく進み、急坂を登ってまずミノブチ岳へ。

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ガスが出てきていてあまり視界がクリアではないものの、ミノブチ岳からは尾瀬沼が一望できます。思いのほか体が重かったのですが、爽やかな風に疲れも吹き飛びます。

ここからさらに燧ケ岳の俎嵓(まないたぐら)、柴安嵓(しばやすぐら)と進んで燧ケ岳登頂!でも、ほとんど視界が無く、ガスが流れるたびに尾瀬沼や尾瀬ヶ原が見え隠れ。

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燧ケ岳から見晴に下りるときに尾瀬ヶ原がかなりクリアに見えたときもありましたが、これも一瞬。すぐにガスで視界がなくなってしまいました。

下山道はぬかるんでいて濡れた石がゴロゴロ。足下に気をつけ過ぎて変に力が入ってしまい、足がヒクヒクした状態でこの日泊まる原の小屋に辿り着いたのでありました。

●二日目 見晴~竜宮~ヨッピ吊橋~牛首分岐~山の鼻~至仏山~鳩待峠

二日目はヨッピ吊橋の辺りを散策してから至仏山に登るための時間がほしかったので、朝食はお弁当にしてもらって5時前には見晴の原の小屋を出発しました。

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竜宮十字路をヨッピ吊橋方面に向かうとニッコウキスゲの群落が見えてきました。尾瀬沼と違って尾瀬ヶ原のニッコウキスゲは絶好調。朝もやに黄色の花が映えて素敵。

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花のほとんど咲いていないところも悪くない。池塘に映った一本のシラカバが気になったのでパチリ。ここからさらに進んでヨッピ吊橋に立ち寄り。クマに出会わず良かった。

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シラカバの周りにニッコウキスゲが可愛らしく咲いているのも気になりパチリ。静かな朝の尾瀬ヶ原をゆっくり牛首分岐に向けて歩き、途中のベンチで朝食をいただきます。

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朝食を頂いていると日が差してきてニッコウキスゲが黄金色に輝きました。写真でうまく表現できてなくて残念ですが、神々しいとはまさにこのことかと思うような光景でした。

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黄金色にニッコウキスゲが輝いていたところへ歩いていくと、青空が少し見えてきました。水芭蕉の季節の尾瀬も素晴らしいけど、ニッコウキスゲの頃の華やかさたるや。

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左手を見ると雲が動き始めて、ニッコウキスゲの大群落の向こうに燧ケ岳のシルエットが浮かび上がってきていました。天気も段々良くなってきました。嬉しい。

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これから登頂を目指す至仏山もそろそろ顔を出しそうな勢いで急に天気が良くなってきました。天気が良くなってくると、自然とテンションも上がってきますよね。

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山の鼻に近づいてきて振り返ってみると、燧ケ岳がさらにくっきりと見えてきています。山の鼻からは至仏山の頂上を目指してドシドシと歩いていきます。

晴れていてもツルツル滑りまくる蛇紋岩の登山道に少し戸惑いながらもグングン登っていきます。山歩きに体が慣れてきたからか、前の日よりも調子が良かった。

なかなかペースの上がらないご年配の女性を少しフォローしたり、靴底のはがれた奥様にテーピングテープをあげて靴を補強したりといろいろありながらも至仏山登頂!

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頂上に着く頃にはすっかり天気が良くなってきました。尾瀬ヶ原を一望すると、さっきまで歩いていたニッコウキスゲの大群落がうっすら黄色くみえています。上機嫌。

ここからは小至仏山を経由して鳩待峠に下ります。鳩待峠ではお約束の生ビールをぐびり。帰りがけには戸倉で温泉に入ったりもして、大満足の山行なのでありました。

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2008年10月26日 (日)

大菩薩嶺山行

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久々に大菩薩嶺に行ってきました。

結局今回も上日川峠からスタートして上日川峠に戻る最短の周回ルートをとったので、いつになくらくちんな山行。

登山道沿いの紅葉はもう終わりに近いのですが、眼下には紅葉した山並みがもこもこと広がっていてちょっといい感じ。

ほとんどずっと曇り空だったのですが、笠雲をまとった富士山を眺めながらのんびりと秋の山を楽しむことができました。

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2008年8月19日 (火)

槍の肩の夜明け

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今年の夏休みは槍ヶ岳を目指して四泊五日の山歩き。

入山して四日目、一番見たいと思っていた槍の肩で夜が明けていく様子を、最初は放心状態気味にぼーっと眺め、少し経って思い出したようにシャッターを切ってみたりします。

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2008年6月21日 (土)

尾瀬 水芭蕉の季節

もう三週間も経ってしまいましたが、昨年に引き続き水芭蕉の季節の尾瀬沼・尾瀬ヶ原へ山小屋一泊で行ってきました。今回は総勢八名のパーティーです。

初日は雨の中を早朝大清水から尾瀬沼、そして尾瀬ヶ原の見晴へ。

雨は予報通りだったものの大清水と尾瀬沼の間の三平峠周辺に去年の何倍も雪が残っていて一同びっくり。足下に注意をしながらそろりそろりと歩を進めていきます。

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尾瀬沼は霧に包まれさすがに燧ケ岳は見えませんが、水芭蕉が可愛らしく咲いていて下がり気味のみんなのテンションを持ち上げてくれます。

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晴れもいいけど、霧の大江湿原も趣があって良いですね。とはいえ、小止みになっていた雨がまた強くなり、風も吹いてきたので写真を撮るのもひと苦労。

ここから沼尻に行き尾瀬ヶ原の見晴へ抜けていくのですが、途中の白砂峠も雪がたんまり残っていてびっくり。5月後半の雨でもまだ全然解けきらなかったのですね。

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雨の中下りの木道で滑ってこけたりしながら初日泊まる小屋がある見晴に到着。夕食を食べ終わる頃には燧ケ岳方面に青空が見えてきました。

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さすがに夕焼けにはならなかったのですが、雨は上がって至仏山も見えてきて二日目の天気に期待が持てそうです。

二日目は尾瀬ヶ原をのんびり散策してから山ノ鼻を抜け鳩待峠のバス停へ。

カッコウの鳴き声が目覚ましになって朝4時前に起床。日の出前でかなり寒いのでがっつり着込んで外に出てみます。

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霜が降りていてツルツルに滑る木道を進んで行くと霧の奥に至仏山が見え隠れ。尾瀬ヶ原のこの霧は晴れの予兆です。

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霧の中に姿を現す燧ケ岳を眺めるとなかなか幻想的で良い感じ。

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霧が流れ、段々と日が昇ってくると至仏山が朝焼けに染まってきました。

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朝ごはんを頂いて小屋を出発する頃には雲ひとつない快晴。わお。

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尾瀬沼では見えなかった燧ケ岳もクリアに見えて満足満足。

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下ノ大堀の水芭蕉も絶好調。ここは水芭蕉の季節の尾瀬のNo.1ビュースポットなので、写真を撮っている僕の左右と背後にはびっちり人が並んでいたりします。

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素晴らしい景色、水芭蕉、仲間のおかげで今年も大満足な尾瀬行なのでありました。

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2007年11月26日 (月)

夏山の思い出<薬師岳・雲ノ平・水晶岳・野口五郎岳縦走>(15)~野口五郎小屋から高瀬ダム~

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ご来光を見た後に野口五郎小屋で朝食をとり、6時半過にいよいよ下山にかかります。今回の縦走の下山ポイントは高瀬ダム。と言っても、まずは烏帽子小屋までの稜線歩きです。
しばし静かな裏銀座縦走コースの山歩きを堪能しましょう。でも、裏銀座縦走コースは槍ヶ岳の展望が良いと聞いていたのに、いまひとつフォトジェニックに見えてこないなぁ。なぜだろ??

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来た道を振り返って槍ヶ岳を見てみると、どうやら2792m地点を左に来たので槍が見えにくかったみたいです。右の道には気付かなかったけど後で写真見てみたら確かに分岐がありました。

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三ツ岳を左に巻いた後、眼前に岩の塊が現れ道をふさいでいる様に見えます。思わず天空の城ラピュタをイメージしてしまいました。アニメで描かれたラピュタとは全然違うんですけどね(^^;;

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岩の塊を左に巻いて行こうとすると咲き残っているコマクサ発見。もう少し早い時期の花のはずですが、梅雨が8月になるまで長引いたので花期も後ろ倒しになっているのでしょうか?

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時刻は8時。岩の塊のところから10分くらい歩いたところにライチョウの親子が歩いているのを発見。子供は5匹もいます。わお。今年はライチョウが沢山産まれて当たり年だったみたいです。
僕達が近付くと子供はハイマツに隠れますがお母さんライチョウはクークー声を出しながら子供達を見守ってます。驚かさないようゆっくり近付いてお母さんライチョウを撮らせてもらいました。

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お母さんライチョウのいるところの逆側にはコマクサの群落があります。最盛期は過ぎているようですが沢山咲いています。ピーク時には燕岳の群落と同じかそれ以上咲き誇るんだろうなぁ。

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ライチョウとコマクサに癒され大休止をとった後は烏帽子小屋へ一気に下っていきましょう。青屋根の烏帽子小屋が見えてもまだ距離があります。この道を登るのは体力的に結構大変そう。

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9時過ぎ烏帽子小屋到着。小屋の方に高瀬ダムからのタクシーをここで予約したほうがいいのか聞くと「お盆の今の時間帯なら連絡しなくてもタクシーがどんどん上がってくる」とのこと。
ならばということでタクシーの予約はせずに小屋で冷たい“つぶつぶオレンジ”を買って野口五郎小屋のお弁当をベンチに座っていただきます。朝食から3時間少々。かなり早い昼飯っす。

烏帽子小屋から往復1時間半で烏帽子岳に行けるのですが(薬師岳山荘でご一緒したおば様に登頂を強く勧められました)時間的・体力的に厳しいので涙を飲んで今回は見送り。

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またまたのんびりしていたら9時半を過ぎてしまいました。小屋から見える赤牛岳とその奥の薬師岳に別れを告げ、北アルプス三大急登の一つ「ブナ立尾根」をがっつり下ることにしましょう。

烏帽子小屋からはほぼ視界のない激下り。段差が成人男子の足の長さくらいあろうかというところもあり四日間の疲れが溜った足にかなりこたえます。水も残り少なくなってきつかった…。

12時過ぎに蒼い水をたたえた高瀬ダム湖の見えるところまでようやく下りることができ、裏銀座縦走コースでおそらく唯一の豊富な水量の水場で水を補給。一気に1リットル飲み干します。

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水場からは橋を渡り、砂防工事中のため工事現場の足場で作った代替登山道を歩き、トンネルくぐったりして高瀬ダムへ向かいます。上の写真は不動沢のつり橋の上から撮ったもの。
見ての通り高瀬ダム湖に流れ込む不動沢は濁流。この手前には濁沢という濁流も山腹を削ってダム湖に流れ込んでます。ここ数日ずっと雨が降っていないので常に濁流なのでしょう。

こんな濁流がどくどく流れ込んでいるところで砂防工事をやっても焼け石に水かも…。ダムの看板を見てみると当初想定の1.7倍の土砂がダム湖に流れ込んでるとのこと。見積り甘すぎ。
なんてことを考えつつ、高瀬ダムでしばしタクシーを待ちます。登山のためではなくダム見物だけにやってくる家族連れも結構います。ちょっと意外。そんなに魅力的だったのか、高瀬ダム。

タクシーがやってきたところで別の2人組と同乗して僕達は七倉温泉へまず向かいます。七倉温泉はちょっと寂れた温泉場だけど、四日ぶりに入るお風呂は気持ちいいっ!生き返ります。
風呂上がりの缶ビールもまた格別。最高。缶ビールをぐびぐび飲んでいると温泉場のおやじさんがポップコーンをサービスしてくれました。こういうのってとてもありがたいですね。感謝。

七倉温泉から再びタクシーに乗り信濃大町駅へ。大町は超久しぶり。お土産を買ったり、駅舎の上の食堂で第二昼飯食べて生ビール飲んだりして帰りのスーパーあずさを待ちます。
電車の中では途中から本物登山家のおじ様が通路を挟んで隣になり、国内外の登攀の話を聞かせてくれます。モンブランもマッキンリーもマナスルも登ってるとはすごいっす。

そんな偉大なおじ様の真似はできないにしても、来年の夏はこれまでよりほんの少しグレードアップしたルートにでも挑戦してみようかな?なんて思いつつ電車に揺られていくのでありました。

((このシリーズ終わり))

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2007年11月24日 (土)

夏山の思い出<薬師岳・雲ノ平・水晶岳・野口五郎岳縦走>(14)~野口五郎岳ご来光~

四日目、最終日の朝。上空はクリア。ご来光を拝むチャンス。

朝食はご来光を拝んだ後に頂くことを小屋の方に予め伝えておき、野口五郎小屋から夜明け前に野口五郎岳へ登ります。4時半過ぎ出発でたった十数分で頂上。まだまだ暗いです。

頂上は友達と僕の二人だけ。同じ日に泊まっていた団体さんなんかは慌しくも4時には下山のため出発してしまいました。もったいないな。でも、頂上独占は気分が良かったりします。

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少し風が吹いていますがさほど寒くはないです。徐々に明るくなり、槍ヶ岳が浮かび上がってきます。右奥には雲海から焼岳、そのさらに奥には乗鞍岳が頭を出しています。いい感じ。

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5時ちょい過ぎ。ご来光です。お日様に手を合わせてから写真をパチリ。日の出少し前にちょっとお年を召したカップルも頂上へ来ていて感動を共有。おば様ったらちょっとはしゃぎ過ぎ(笑)

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さらに数分経つと野口五郎岳からの稜線がモルゲンロートに染まります。おおー。登山途中は歩くのがいやになってしまうときもありますが、こんなの見ちゃうとまた来たいと思っちゃいます。

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さらに数分経つと光は白っぽくなってきます。日の出・日没の劇的な光の変化は見ていて飽きません。手持ち撮影ですが、今回はなるべく同じ構図でシャッターを切り続けてみました。

槍ヶ岳から右側に目を向けると水晶岳の山腹に野口五郎岳の影がかかっており、稜線は赤く染まっています。鷲羽岳の後姿(あまりフォトジェニックじゃないです)や笠ヶ岳も見通せます。

野口五郎岳、最高。きっとあの真砂岳からも素晴らしい景色を見れるんだろうな。

もう頂上に30分以上入りびたってしまいました。そろそろ小屋に戻って朝ごはんを頂きましょう。

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2007年11月18日 (日)

夏山の思い出<薬師岳・雲ノ平・水晶岳・野口五郎岳縦走>(13)~水晶から野口五郎岳へ~

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薬師岳からここまで行程を共にしたご夫婦と水晶小屋で別れ、野口五郎岳を目指します。既に13時。急がねば。しかし、登山道は思ったより歩き難くコースタイム通りに歩けません。

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傾斜がついた砂地なのでズルズル滑り落ちそう。野口五郎岳はまだまだ遠い。野口五郎の五郎は岩ゴロゴロのゴーロ。途中でっかい岩がいっぱいあるところを通ります。これまた歩き難い。

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水晶小屋から1時間半くらいのところで大休止。冷たい風が吹きガスってきました。雨が降るかな?と思って通って来た岩場を振り返ると人影が。時間的に僕らが最後だと思ってました。
この方とお話してみると実はパトロールをしていて野口五郎小屋までご一緒することに。面白い話を聞かせてくれるし足の運びは参考になるしで、僕もいいペースで歩けるようになりました。

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さらに進んで行くと真砂岳という山があります。このパトロールの方が山頂標識を立てられたとのことで、この方が友人を案内してくれることになりました。僕は余力がなくって待ってることに。
視界があるときは素晴らしく展望の良い山とのことで、この方は真砂岳をみんなに登ってほしくてたまらないようでした。「石段作ったら登ってくれるかな?」って、山への愛情が素晴らしい。

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水晶小屋から2時間45分かかって野口五郎岳登頂!野口五郎岳山頂では野口五郎の歌を唄おうと思ってたのにどうしても思い出せない。思い出すのは郷ひろみの歌ばっかり(苦笑)

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野口五郎岳からは霧の向こうに青い屋根の野口五郎小屋が見えます。すごく近い。

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結局野口五郎小屋に着いたのは16時。こじんまりとしたいい小屋。途中人影が全くなくって心細くもなりましたが、パトロールの方のおかげでパワー注入して頂きここまで来れた感じです。

小屋のベンチでビールをいただくと疲れも吹き飛びます。ホッと一息。西の空は晴れているので、明日は野口五郎岳の頂上でご来光拝めるかな?

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2007年11月11日 (日)

夏山の思い出<薬師岳・雲ノ平・水晶岳・野口五郎岳縦走>(12)~岩苔乗越から水晶岳~

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祖父岳から30分くらいで岩苔乗越到着。さぁ、水場を探しましょう。上の写真の前方は祖父岳、左側へ下ると黒部川源流、右側へ下ると高天ヶ原、後ろ側は水晶岳への道。

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祖父岳から少し右に視線を向けると雪渓の奥に薬師岳が見えます。で、水場はどこ…??

「山と高原地図」の水場マーがあるあたりには水が流れていないけど、状況から見るとどうやら高天ヶ原方面へ下ったあたりにありそうな感じ。水場マークって意外とアテにならない。
水場を探して高天ヶ原方面へ下る途中、すれ違った人に聞いてみるとやはり水場は少し下のほうにあるとのこと。岩苔乗越から往復十数分のところに清水を発見。ホッと一安心。

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水を補給して軽く食事をとってまずは水晶小屋を目指します。途中、雲ノ平に登ってくるとき出会ったテント泊爽やかカップルと再会。もう水晶岳ピストンしてきたとのこと。さすがです。

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岩苔乗越から50分くらいで水晶小屋到着。今年から二階建てになってリニューアル。四月のヘリコプター事故は残念でしたが、こうして営業していてくれると僕達登山者は安心です。

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水晶小屋の前のテーブルで昼食をとったらサブザックだけの身軽な格好でいざ水晶岳へ。頂上まで片道30~40分くらい。このあたりは高山蝶を多く見かけます。ヒラヒラと綺麗だなぁ。

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最初は緩やか爽やか稜線歩きですが、途中からちょっとした岩稜歩きになります。相変わらずへたれで高所恐怖症の僕はこのあたりからちょっとびびりはじめていたりして。情けね~。

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そんなこんなで水晶岳登頂!

頂上は狭くて険しい。槍ヶ岳経験者によると槍ヶ岳山頂のほうが平らな部分が多いとのこと。山頂標識の裏側に腰をかける岩を見つけて休憩。谷を覗き込むと立派な雪渓があります。
仲良くなったあのご夫婦は先に登頂していてここでお昼ご飯を食べていました。なるほど。座り心地がいいとは言えないところだけど、展望良いから僕達もここで昼食とればよかったかな。

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この写真で山頂の高度感が伝わるかな?ちなみに、こんな座り方は僕にはできません。

山頂を充分堪能して水晶小屋へ戻る途中、今まで聞いたことないような鳴き声が聞こえてきました。よく見てみると雷鳥の親子。お母さん雷鳥が子供達を一生懸命誘導中です。

段々ガスってきました。お天気が崩れる前に今日の宿の野口五郎小屋に辿り着かねば。

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