キトラ古墳
これ(↑)は、キトラ古墳。
ときどき壁画の発掘調査・保存の話題で報道される、あのキトラ古墳です。
先日も壁画にカビのような汚れが見つかったと報道がありましたね。
昨秋、奈良県・飛鳥の里で友人とポタリングしていたときのこと。有名なところはまわっておかねばとキトラ古墳に向かって自転車をこいでいくと、コンプレッサーっぽい回転音や空気がダクトを通るようなシュルシュル音が聞こえてきて、顔を上げてみると異様な雰囲気のする建物が目に入ってきます。
「なんだこりゃ?キトラ古墳はどこだ?」とその建物をスルーしようとすると、フェンスに手作り感溢れる“ここがキトラ古墳です”と書かれたプレートがかけてあるのを発見。… … …。しばし言葉を失う友人と僕。コンクリートで周りを固められた小さな工場のような現代建造物…これが古墳なのか!?
思えば、ここに来る前に訪れた高松塚古墳も発掘作業のため工事現場のような姿になっていました。周囲を仮設っぽい屋根とシートで囲まれ、コンクリートで固められた排水・空調設備(?)みたいなものもあります。でも、高松塚古墳の風景からは受けなかった衝撃をキトラ古墳からは受けてしまいました。
友人と僕が受けた印象は同じもので「これってまるで古墳の生命維持装置じゃん…」。貴重な壁画を守るためなのでやむをえないのですが、延命措置を施されている古墳を見るといたたまれない気持ちになってしまいます。発掘調査が終わったら静かに余生を過ごさせてあげたいなどと思ってしまいます。
現実問題それは無理でも、せめてもう少し趣のある建物で蓋ってあげればいいのにと思ってしまうのでありました。



最近のコメント