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文化・芸術

2008年4月26日 (土)

横須賀美術館

もうかなり前になりますが、後輩とふらりと訪れた横須賀美術館。

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正面から海のほうを見るとこんな感じ。芝生はまだ冬枯れ状態。
晴れている日は空の色が海に映えて綺麗です。

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後ろを振り向くと本館入口のところにオーシャンビューのレストラン。
週末のお昼時は混むので、できれば予約したほうがいいかも。

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美術館の屋上からは東京湾を一望できます。房総半島が近い。
ガラスで囲まれた建物が綺麗だけど、ちょっと掃除が大変かも。

このときは若林奮(わかばやし・いさむ)氏の回顧展をやっていましたが、僕には高尚過ぎて難しかった…。作品がでっかいので収納が大変だろうなぁ~という印象。

常設展では日本人の良い作品がたくさん展示されていて魅力的です。特に、小山田二郎氏の「食卓」はとっても迫力があって一番印象に残っています。

特筆すべきは谷内六郎館。谷内六郎氏の週刊新潮の表紙絵作品がたくさん展示されていて、とても懐かしく、ほんわかした気持ちになれました。是非また見てみたい。

近くにお住まいの方、横須賀美術館を一度訪れてみてはいかがでしょうか?

2007年3月24日 (土)

異邦人たちのパリ

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先日、国立新美術館にポンピドー・センター所蔵作品展『異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900-2005』を見に行ってきました。

この国立新美術館、「六本木に新しい美術館」という触れ込みですが最寄り駅は東京メトロ千代田線乃木坂駅。乃木坂駅からは美術館に直結されているのものの、正面玄関は六本木駅側です。乃木坂駅から行くと西入口から入ることになってしまいます。西入口っていっても雰囲気は裏口。初めて行かれる方は六本木駅から行くほうがいいかもしれません。

千代田線をこよなく愛する僕としては、六本木ヒルズ側の美術館との連動性を高めるためとは言え最寄り駅の扱いがアンフェアだという印象です。ただ、乃木坂側のチケット売り場で連呼しているアナウンスには助けられたので良しとしましょうか。アナウンスを聞くまでは“異邦人”を“いほうじん”と思っていたので。ひとに言う前に“エトランジェ”って分かってよかった。

前置きが長くなりましたが、この作品展は見ていてほんと楽しい!先日のオルセー美術館展よりも個人的には好き。順を追って一通り作品を見ていくとパリの(フランスから見た)外国人アーティストの活き活きした姿が想像できるし、現代美術の流れがざっくり分かったりして大変勉強になります。中学生のときにこんな美術展を見れたら良かったのになと思います。

もちろん個々の作品も魅力的。絵画ではレオナール・フジタ(藤田 嗣治)の『友情』の緻密で柔らかな表現に吸い込まれ、マルク・シャガールの『エッフェル塔の新郎新婦』にはほのぼの。ブロンズ像ではコンスタンティン・ブランクーシの『眠れるミューズ』の無駄のない的確な表現に驚き、写真ではオノデラユキの『古着のポートレート』のお洒落さににんまり。

相変わらず抽象表現は僕には理解不能ですが、錯視を利用して動きがあるように見せるキネティックアートは単純に面白いし、抽象画全般も絵画というより一つのデザインとして見ると秀逸だと思います。特にザオ・ウーキーの『青のコンポジション』には目が釘付け。この絵をモチーフに古代ギリシャのドレスみたいなものを作ると素敵なんだろうなと思わせます。

そんな沢山の魅力的な作品たちの中でも一番気に入ったのはパブロ・ガルガーリョの鉄の彫刻作品『フルートを吹くアルルカン』。ほどよい大きさ(1m弱)で可愛らしいし、溶接されて作られた絶妙な空洞がこの彫刻に表情を与えています。同じ部屋に展示されているフアン・グリスのアルルカンのキュビズム的な絵画との対比も面白さを増幅させているのかも。

ちなみに、この企画展は『ポンピドー・センター所蔵作品展』となってますが“ポンピドー”っていうより“ポンピドゥー”というほうが発音的にはフランス語に近いはず。その昔、モントリオール(=フランス語圏)から来たカナダ人研究者が「向こうではお腹一杯になったとき“お腹がポンピドゥー”って腹をポンっとたたくんだぜ」って教えてくれたので。
これって彼だけの駄洒落かもしれないけど(笑)

2007年2月 8日 (木)

オルセー美術館展

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先日、東京都美術館で開催中のオルセー美術館展に行ってきました。
パリのオルセー美術館へは十数年前に一度だけ行ったきりだったので、とっても楽しみにしていた美術展。オルセー美術館を訪れたときは、ルノワールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』とドガの『舞台の踊り子』の迫力・魅力にノックダウン状態。でも残念ながら今回の美術展ではこの2つの作品は来日していません。ちょっぴりがっかり。
まぁ、オルセー美術館にせっかく行ったのにこの2作品が留守をしていたら来場者が暴れ出すかもしれないので、来日していないほうが世の平和のためにはいいのかもしれませんが(笑)。

今回のオルセー美術館展の一番の目玉は、オルセー美術館展のポスターにもなっているエデゥアール・マネの『すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ』。この肖像画はサイズは小さいのですが、ベルト・モリゾのかぶっている帽子の黒がパワーを発しています。遠目でも力強さが伝わってくるのはさすが。
他にはクロード・モネの『ルーアン大聖堂』の空の青と聖堂の白のコントラストは爽やかで良かったし、アルベール・バルトロメの『温室の中で』からは肖像画のモデルとなっている奥さんへの愛情がひしひしと伝わってきていい感じです。
いろいろ良い作品がある中で今回一番の発見はフランソワ・ガラの作品がなんともいえず魅力的だったこと。この建築家の絵画はポップでお洒落で全然古さを感じさせない。100年前の作品だとはとても思えないのです。現代に生きていたらきっと売れっ子のグラフィックデザイナーになっていただろうなぁ、と勝手に想像してしまいました。

正直なところ今回の美術展からはオルセーの二軍的な作品が多いという印象を受けたものの、これだけの作品を見られる機会はあまりないはず。もし時間があるようでしたら一度訪れてみてはいかがでしょうか。混雑の中を耐え抜いて見る価値ありです。
そして、作品の正面があくのに結構時間はかかりますが、流さず・流されずに作品毎に一度は正対してみることをお勧めします。そこから何か感じるものがあるかも。

それはそうとして、日本でもせめて自国の芸術作品くらいきっちり蒐集して美術館の常設展で見ることができればいいのになぁ…。

2007年2月 3日 (土)

甘樫丘

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昨秋訪れた飛鳥は夕暮れ時の甘樫丘(あまかしのおか)。
甘樫丘の上は飛鳥時代に蘇我蝦夷の邸宅があったと伝えられるところです。
飛鳥の里を一望できる素晴らしい展望のこの丘ですが、大化の改新で滅ぼされた蘇我一族の邸宅跡だと思うとなんだか物悲しい気がします。兵どもが夢の跡。

そんな記憶もまだ新鮮なところに「甘樫丘東麓遺跡で、飛鳥時代の石垣や掘っ立て柱建物跡などが新たに見つかった」との記事が昨日の朝日新聞朝刊にあり目が釘付け。
そして同じ日の晩、たたみかけるかのようにNHKスペシャルで「飛鳥発掘が覆す大化の改新」なる特集が組まれていることに気付き思わず見てしまいます。

昔習った「大化の改新」は悪者・蘇我氏をヒーロー・中大兄皇子&中臣鎌足が倒して律令国家の礎を築いたというもの。でも、大人になって冷静に考えてみると蘇我氏が悪政を働いたという具体的内容は伝えられていないことに気付く。蘇我氏って実は悪者じゃないんでは?と思っていたこともあって、この特集には引き込まれてしまいました。

現在伝えられている大化の改新の内容は日本書紀の編集の最終段階で中大兄皇子たちに都合の良いように加筆修正されたものである可能性が高く、蘇我氏は軍事・外交に非常に先進的で熱心に国政に取り組んでいたと考えるのが妥当とのこと。大化の改新は改革派・蘇我氏を保守派・中大兄皇子が倒したクーデターなのではないか…?

洋の東西を問わず歴史書に書かれているのは概ね勝者から見た歴史。でもそこに新しい発掘・発見が加わり歴史の解釈がどんどん変わっていく。だから歴史は面白い。
にわか古代史マニア(?)の僕としては今後の調査・研究の成り行きが気になって仕方ないのでありました。

2007年1月20日 (土)

うめめ

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写真家の梅佳代(うめ・かよ)さんって知ってますか?
彼女の初の写真集「うめめ」を立ち読みしてちょっと気になっていたのですが、前回の「情熱大陸」(TBS系列)でフィーチャーされていて興味深く見てしまいました。

彼女の作品って一見なんてことないようなんですけど、よく見てみるとぷぷっと笑えて不思議と幸せ感が溢れてきます。
砂場に張られた網の中にひっかかって抜け出そうとしてる猫とか、サラリーマンが道を歩く横でおもむろにでんぐり返し(?)をしている小学生とか。
すごいところに目をつけてシャッター切ってるな。

情熱大陸で見たところ、普通の社会人(会社人?)としては生きていけなさそうなくらい素朴で素直そうな感じの彼女。
彼女にとって『写真は思い出作り』。写真に日付を入れたりしてるし職業写真家らしからぬところもまた魅力の一つかも?
まだ写真だけでは食えないのでアルバイトもしているようですが、これから仕事に恵まれて写真だけで食えるようになるといいなと思います。

丸善本店3F(丸の内OAZO)で梅佳代さんの写真が1月28日まで展示中。
近くに行くことがあるようでしたら、ちょっと立ち寄ってみるのも面白いかも。

2007年1月 6日 (土)

写真展に行ってきました

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先日、恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館で開催中の3つの写真展、

  • 球体写真二元論:細江英公の世界
  • 光と影
  • 日本の新進作家 vol.5 -地球(ほし)の旅人-

に行ってきました。
当初はネイチャーフォトの写真展「日本の新進作家 vol.5 -地球(ほし)の旅人-」が目当てだったのですが、せっかくだったので3つまとめてまわりました。

まずは『球体写真二元論:細江英公の世界』。
細江英公(ほそえ・えいこう)氏といえば海外でも著名な写真家ですが、実は僕はほとんど氏の作品を知りません。そんな状況で作品をひと目見た感想は“なんてエキセントリックなんだ!”。
特に、三島由紀夫を撮った「薔薇刑」は鬼気迫る作品。この撮影に当たって三島由紀夫は体を鍛えまくったとか(たまたまそばにいた細江氏ご一行がそんな話をしていました)。「薔薇刑」という作品は写真家と小説家の格闘の結果生まれたものなのかもしれません。
ちなみに、写真展で拝見した細江氏は和服姿の好々爺。細江氏は今も現役の写真家ですが、若い頃はもっとキレキレの鋭い感じの人だったのかな?と思ってしまいます。だって、あんな普通な感じの人が超エキセントリックな写真を撮るなんてちょっと信じられないので。
全般的に細江氏の作品はドロドロし過ぎてあまり好きなタイプの写真ではありませんでした。「おとこと女」の作品群の中の花を口にくわえている女性の表情には安らぎを覚えましたが、それ以外はちょっと僕のような凡人には味が濃すぎました。
好き嫌いはともかく、高度経済成長に向けて勢いのあった時代の空気を感じるにはいい作品たちではあります。

次は『光と影』。
過去から現在にかけての写真映像表現について作品をまとめた展示。フォックス・タルボットから始まって各時代の先進的な写真が展示されていてとても勉強になります。
写真自体にテーマがあるというよりも、写真映像表現の歴史をみていくのが目的の展示でした。

最後はお目当ての『日本の新進作家 vol.5 -地球(ほし)の旅人-』。
これは菊池哲男、前川貴行、林明輝(りん・めいき)の三氏のネイチャーフォトの写真展です。サブタイトルには“新たなネイチャーフォトの挑戦”とありますが、三氏ともに別に新人ではなくかなりのキャリアを持つプロの写真家です。
菊池哲男氏の作品は白馬岳を中心にした山岳写真。白馬山域への愛情が伝わってくるような作品で清々しさを感じます。昨年白馬岳に登ったばかりなので一枚一枚に感情移入してしまいます。
前川貴行氏の作品はハクトウワシ、クマ、シカなどなどの動物写真。特にアラスカのハクトウワシの写真やでかいマスをくわえたアメリカグマの写真は迫力満点。いまにも動き出すのではないかというくらい。
林明輝氏の作品は山岳写真ならぬ“山麓ネイチャーフォト”。残雪のスプーンカットの先に紅葉が見える雨飾山での写真は日本の自然風景の素敵さが凝縮されているかのよう。素晴らしい透明感。
それぞれ素敵な写真なのですが、林明輝氏の写真がとても新鮮で気になって仕方ありません。なんとも言えない一瞬をとらえていて。上梓している三冊の写真集を見てみたくなりました。

何はともあれ、たまには時間を作って写真展に行くのもいいものです。

2006年11月30日 (木)

白黒、黒白

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このところ白黒写真が楽しくなってきました。

上の写真は今年4月8日にアップした写真を白黒化してみたもの。
色彩を無くしてみると今まで見えなかったものが見えてくるかも。

2006年8月 5日 (土)

「星のような物語」

銀座松屋で開催中の星野道夫メモリアル特別企画写真展「星のような物語」に行ってきました。

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写真、文章、氏本人の表情、すべてがなんだかとても柔らかくて心温まります。アラスカの厳しい自然の中でテント暮らしをしつつ撮影に臨んだ硬骨漢とは思えない柔らかさ。

星野道夫氏がカムチャツカでヒグマに襲われ亡くなってから今年で10年。彼の物語はまだまだ続きます。

2006年7月 7日 (金)

針穴のオレンジ

針穴のオレンジ。

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田所美恵子さんの写真集「針穴のパリ」に触発されて針穴写真デビュー。ぼんやりした雰囲気がちょっぴりノスタルジック。

そう言えば、今日は七夕ですね。曇りで残念。

2006年3月11日 (土)

IWAGO WORLD

お出かけついでに府中の『郷土の森博物館』で開催中の岩合光昭写真展に行ってきました。

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動物写真で世界的に有名な岩合さんの写真家生活35年の集大成。さすがに素晴らしい作品ぞろいです。ホッキョクグマ親子の優しげな表情、ザトウクジラの力強い尻尾、崖を駆け下りるヌーの群れ、こちらを睨みつけている若いライオンたち…。

そんな写真たちの中でも僕は、じっと遠くを見つめている柴犬の写真が気に入りました。背筋をピシッと伸ばしてお座りしている柴犬の後ろには桜の花と富士山。その凛とした様子は、これ以上に日本らしい構図はないと思えるくらいです。

岩合さんの撮影姿そのものも男らしくてフォトジェニック。ペンギン(だったと思う)の群れの中を腹ばいになって撮影していたりして。写真展を見終わったおば様たちが「すごいわね~。よくこんなところに行けるわね~。岩合さん、すごいわね~」って。全く同感。

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この郷土の森博物館では3月21日まで延長して梅祭り&岩合光昭写真展を開催。タイミングが合えばヴァイオリンと琴のアンサンブルなども楽しめます。のんびりと春の一日を過ごすにはちょうど良いのではないでしょうか?

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