尾瀬 ニッコウキスゲの頃
もう四ヶ月も前のことになりますが(^^;;、諸々少し落ち着いてきたので、今年7月の海の日連休ニッコウキスゲの頃に尾瀬を訪れたときのことを綴ってみたいと思います。
尾瀬は水芭蕉の季節に続いて今年二度目の通算三度目。いいタイミングで梅雨明けしてしっかり夏山シーズンに入っていましたので、燧ケ岳と至仏山登頂も目指しました。
●一日目 沼山峠~尾瀬沼~燧ケ岳~見晴(泊)
今回の尾瀬行は初めて沼山峠から入山。今まで鳩待峠と大清水から尾瀬に入山したことがあったのですが、高低差少ないしアプローチも短いしで今回が一番楽ちんな経路。
でも、今回利用した東武の「尾瀬夜行」はリクライニングしない直角シートだったりして体はあまり休まらなかったので、この楽ちん経路がちょうどつりあっていて良かったかも。
沼山峠から大江湿原に入ってくると、ニッコウキスゲ少々とふわふわのワタスゲが見えてきます。ニッコウキスゲの大群落がこの先にあるだろうと期待して歩を進めます。

尾瀬沼にぐっと近づいてきたらワタスゲの群落はあるものの、ニッコウキスゲはほとんど見えてきません。まだ先なのか?うーん、でも、どうも様子が変です…。
どうやら今年は遅霜のため大江湿原のニッコウキスゲはかなりやられてしまったみたいでした。残念ですがこれも自然のものなので仕方がない。奥に燧ケ岳が見えます。
咲き具合がいまひとつだったとは言え、今回歩いて見つけたニッコウキスゲの中で一番目を引いた美人ちゃんは尾瀬沼のそばにひっそりと咲いていました。
のんびり尾瀬沼の周りを散策したい気持ちもありますが今回は長英新道から燧ケ岳登頂を目指します。森の中のドロドロの道をしばらく進み、急坂を登ってまずミノブチ岳へ。
ガスが出てきていてあまり視界がクリアではないものの、ミノブチ岳からは尾瀬沼が一望できます。思いのほか体が重かったのですが、爽やかな風に疲れも吹き飛びます。
ここからさらに燧ケ岳の俎嵓(まないたぐら)、柴安嵓(しばやすぐら)と進んで燧ケ岳登頂!でも、ほとんど視界が無く、ガスが流れるたびに尾瀬沼や尾瀬ヶ原が見え隠れ。
燧ケ岳から見晴に下りるときに尾瀬ヶ原がかなりクリアに見えたときもありましたが、これも一瞬。すぐにガスで視界がなくなってしまいました。
下山道はぬかるんでいて濡れた石がゴロゴロ。足下に気をつけ過ぎて変に力が入ってしまい、足がヒクヒクした状態でこの日泊まる原の小屋に辿り着いたのでありました。
●二日目 見晴~竜宮~ヨッピ吊橋~牛首分岐~山の鼻~至仏山~鳩待峠
二日目はヨッピ吊橋の辺りを散策してから至仏山に登るための時間がほしかったので、朝食はお弁当にしてもらって5時前には見晴の原の小屋を出発しました。

竜宮十字路をヨッピ吊橋方面に向かうとニッコウキスゲの群落が見えてきました。尾瀬沼と違って尾瀬ヶ原のニッコウキスゲは絶好調。朝もやに黄色の花が映えて素敵。

花のほとんど咲いていないところも悪くない。池塘に映った一本のシラカバが気になったのでパチリ。ここからさらに進んでヨッピ吊橋に立ち寄り。クマに出会わず良かった。

シラカバの周りにニッコウキスゲが可愛らしく咲いているのも気になりパチリ。静かな朝の尾瀬ヶ原をゆっくり牛首分岐に向けて歩き、途中のベンチで朝食をいただきます。

朝食を頂いていると日が差してきてニッコウキスゲが黄金色に輝きました。写真でうまく表現できてなくて残念ですが、神々しいとはまさにこのことかと思うような光景でした。

黄金色にニッコウキスゲが輝いていたところへ歩いていくと、青空が少し見えてきました。水芭蕉の季節の尾瀬も素晴らしいけど、ニッコウキスゲの頃の華やかさたるや。
左手を見ると雲が動き始めて、ニッコウキスゲの大群落の向こうに燧ケ岳のシルエットが浮かび上がってきていました。天気も段々良くなってきました。嬉しい。

これから登頂を目指す至仏山もそろそろ顔を出しそうな勢いで急に天気が良くなってきました。天気が良くなってくると、自然とテンションも上がってきますよね。

山の鼻に近づいてきて振り返ってみると、燧ケ岳がさらにくっきりと見えてきています。山の鼻からは至仏山の頂上を目指してドシドシと歩いていきます。
晴れていてもツルツル滑りまくる蛇紋岩の登山道に少し戸惑いながらもグングン登っていきます。山歩きに体が慣れてきたからか、前の日よりも調子が良かった。
なかなかペースの上がらないご年配の女性を少しフォローしたり、靴底のはがれた奥様にテーピングテープをあげて靴を補強したりといろいろありながらも至仏山登頂!

頂上に着く頃にはすっかり天気が良くなってきました。尾瀬ヶ原を一望すると、さっきまで歩いていたニッコウキスゲの大群落がうっすら黄色くみえています。上機嫌。
ここからは小至仏山を経由して鳩待峠に下ります。鳩待峠ではお約束の生ビールをぐびり。帰りがけには戸倉で温泉に入ったりもして、大満足の山行なのでありました。
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